2015年 08月 04日 ( 1 )

厚田村 完

事実は小説よりも奇なり
はたして この小説は どこまでが事実なのか よく分からないが
1978年発行の『厚田村』
『今年の春、僕は「世津さん」を訪ねた。
「世津さん」は今年、七十六歳。』となっていた
世津さんは 実在の人物なのですね

最後に 甚一と世津とのやりとりを
「世津、わしのいいたいのは、人間の隣には、人間がいるという事だ。・・・
今、屁理屈こねても、お前の役には立たないだろうが、そのくらいのことは知っておけ。
これから、お前はまだまだ生きる。・・・
人間という字を、お前の胸に書いてみろ。・・・
人の間と書く。
間がなければ、人間じゃねえ。一人(いちにん)の動物だ。(中略)
なぜ、わしに相談してこねえ。
わしは、何でも知っている。(中略)
わしは手を貸してやりたかった。けれども、出さなかった。
なぜだか知っているか。
お前が魚の行商をはじめたからだ。
わしは嬉しかった。
やれるところまでやってみろ。
それでも駄目ならわしのところへくるだろう。
いや、きっとくる。
わしは、お前の兄貴だ。」(中略)
「兄ちゃんは、今、なにしてるんだ」
「わしか?・・・わしは今、時習学館という学校をやっている」
「学校?・・・」
「人間をつくる仕事だ」

時習学館は ここを
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by tomotiyoo | 2015-08-04 05:22 | Comments(12)